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伝統と革新

博多⼈形とは

博多⼈形の発祥には諸説ありますが、⻄暦1600年(安⼟・桃⼭時代 慶⻑5年)、⿊⽥官兵衛(⿊⽥如⽔)の息⼦、⿊⽥⻑政の福岡城築城の際、 ⽡師・正⽊宗七によって献上された、⽡⽤粘⼟で作られた⼈形が起源といわれます。 また、現在の博多⼈形の原型として、1818年(⽂化15年)以降の⽂政時代、博多祇園町の住⼈、中ノ⼦吉兵衛が⼯夫の末に作り出した⼟俗素焼きの⼈形ともいわれています。

1890年(明治23年)政府が外貨獲得の産業を興すため開催した、第三回内国勧業博覧会の際、表彰状に明記されたことで、博多⼈形という名前が⽣まれました。 1900年(明治33年)にはパリ万国博覧会にも出品され、海外へも輸出されるようになり、⽴体的芸術品として⾼い評価を受け、世界に広まることとなりました。 現在、福岡市内の街⾓でも⽇常の⾵景に溶け込み、親しんだり触れたりする⼈の⼼を動かしています。

400年以上の歴史を持つ博多⼈形。伝統⼯芸としてのジャンルは以下のように、幅広く受け継がれています。
「美⼈もの」「歌舞伎もの」「武者もの」「縁起もの」「能」「道釈もの」「⼲⽀もの」「童もの」 「節句もの」

  • 関羽五関六将破り69cm

    『関羽五関六将破り』
    高さ69cm

  • 江口の君

    『江口の君』
    高さ00.0cm

  • 司馬懿仲達

    『司馬懿仲達』
    高さ63.0cm

  • 周瑜公瑾70cm

    『周瑜公瑾』
    高さ70cm

  • 諸葛亮孔明43.5cm

    『諸葛亮孔明』
    43.5cm

  • 天照大御神40.5cm

    『天照大御神』
    40.5cm

改組新第4回日展特選(時空のゆらぎ)

改組新第4回日展特選(時空のゆらぎ).jpg

改組第5回日展(対称性の破れ)

改組第5回日展(対称性の破れ).jpg

第45回日展特選(輝翔)

第45回日展特選(輝翔).jpg

質量の外側

質量の外側.jpg

第9回日展(時間結晶)

第9回日展(時間結晶).JPG

第9回日展(時間結晶)

第9回日展アップ.JPG
改組新第4回日展特選(時空のゆらぎ).jpg
改組第5回日展(対称性の破れ).jpg
第45回日展特選(輝翔).jpg
質量の外側.jpg
第9回日展(時間結晶).JPG
第9回日展アップ.JPG

博多⼈形は、伝統⼯芸品にもかかわらず、「何を作っても良い」という、懐の広さも⼤きな魅⼒の⼀つといえるでしょう。

多くの⼈形師が⾃由な題材で⼿掛けるオリジナル作品、また、平⾯の絵画やキャラクターの⽴体化ほか、驚きのコラボレーションは、遊びごころそのもの。

いつの時代も「いま」を⾒つめる⼈形師が紡いできた博多⼈形の伝統とは、「⾰新」の連続なのかもしれません。

枠を超え⾃由な発想で、表現できる世界を広げ⽣まれた作品を知ることは、⼈形師の⼼、魂を感じる⾏為ともいえるでしょう。

平コラム

技法の話 その⼀

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